2010年2月27日土曜日

アフガニスタン 自爆テロ事件余話

 自爆テロ事件から一昼夜が立った。元の生活にみんなン戻った。宿ではどうもそれほどの話題にもなっていないようだ。ロビーにある大型のテレビのニュースを見ていたのは事件直後だけだった。今はいつもどおりもっぱらサッカー番組だ。
 今までわかったことは、17人が死亡し多数が負傷したこと、その中にはインド人、パキスタン人など多くの外国人が含まれていたことだ。タリバンのスポークスマンによると標的は外国人だという。だから外国人の利用が多いホテルが狙われた。実は犠牲が出たのはサフィホテルという高級ホテルだけではなくそばにある、ゲストハウスも狙われたらしい。私が宿泊しているゲストハウスと同じような宿屋だ。高級ホテルに泊まっているから狙われたといううのではない。外国人だから狙われたのだ。タリバンはさしずめ尊王攘夷ならぬ尊アラー攘夷派のようだ。
 今宿泊している宿屋も多くのインド人や外国人長期、短期を問わず宿泊している。いつ狙われてもおかしくはない。とは言えあと二日でアフガンを去る。それまでに襲撃されることはないだろう。おまじない程度かもしれないが、この宿の持ち主は軍閥のボスらしい。またすぐ近くには、メッカ巡礼を手配する政府の役所がある。それを巻き添えにすることはないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿