2009年5月30日土曜日

最近の小著『兵器の歴史』芙蓉書房出版、2008年

 加藤 朗 (著), 戦略研究学会 (編集), 石津 朋之 『兵器の歴史』 (ストラテジー選書)芙蓉書房出版、2008年。
内容(「BOOK」データベースより)「兵器を身体の模倣と捉え、どのように道具、機械、装置に置換させてきたかを歴史的に明らかにする」
(著者より)
 兵器がどのように歴史的に発展してきたかを、農業時代、工業時代そして情報時代という産業構造の変化を下絵に、身体の模倣、身体の拡張という視点から明らかにした。映画『2001年宇宙の度』の冒頭シーンを覚えている人も多いだろう。石器時代の類人猿が武器として持っていた骨を空に放り投げると、一気に21世紀へと時代は飛び、宇宙船へと変わった象徴的なシーンを。もはや、兵器の発展に残された唯一の未開拓な領域は「脳」しかない。兵器はまさに量から質への大転換期にある。それにともない戦略も戦術もそして戦争も変容するのだ。

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